がん10年生存率57.2％ 前立腺は100％近く
- 19/03/2020
国立がん研究センターなどは17日、2003～06年にがんと診断された人の10年後の生存率を発表しました。大腸や胃などがん全体で57・2％で、昨年調査した02～05年（56・4％）より0・8ポイント改善しました。部位別では、前立腺は100％に近かったが、膵臓（すいぞう）は5・3％で最も低くなりました。
10年生存率の公表は今回で5回目。同センターなどが全国がんセンター協議会加盟の19施設、約8万人分の患者情報を分析しました。
10年生存率を巡っては、初公表した1999～2002年（53・9％）から毎年改善しています。分析した千葉県がんセンター研究所は「がん患者が増える中、医療技術の進歩が生存率の延長に着実に結びついている」と推察しました。
杉山弘幸
HUTECH国際教育学院
