国連世界幸福度調査、ベトナムは153か国中83位―日本は62位
国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(Sustainable Development Solutions Network=SDSN)およびコロンビア大学地球研究所が発表した「2020年世界幸福度調査(World Happiness Report 2020)」のレポートによると、ベトナムは世界153か国・地域中83位となり、前年の156か国・地域中94位から11ランク上昇しました。
このランキングは、◇1人当たりの実質国内総生産(GDP)、◇社会的支援、◇平均寿命、◇個人の選択の自由、◇汚職や腐敗、◇社会の寛容度の6つの要素に基づき算出されたものです。同レポートは、2012年の国連総会で3月30日が「世界幸福デー」に制定されたことを受け、国民の幸福度向上を目指すよう各国政府を促す目的で発表されています。

今回のランキングでは、前年と同じくフィンランドが1位を維持しました。以下、デンマーク、スイス、アイスランド、ノルウェーなどが続き、北欧諸国が上位を占める結果となりました。日本は前回より4ランク後退し62位でした。
東南アジアの順位を見てみると、シンガポールが最も高い31位。以下、◇フィリピン:52位、◇タイ:54位、◇マレーシア:82位、◇ベトナム:83位、◇インドネシア:84位などと続いています。
杉山弘幸
HUTECH国際教育学院