ホーチミン:メトロ1号線、市民劇場駅を一般公開へ―新型コロナ終息後に

ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)は27日、メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の第1bパッケージで建設した同市1区の市民劇場駅区画について、近く一般公開する方針を明らかにしました。

 これは完成に向けて最終工程に入っているメトロ1号線のPR活動の一環として行われるものです。但し、国内では依然として新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の懸念があるため、一般公開は新型コロナ終息後に行われる見通しです。

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 第1bパッケージのプロジェクトマネージャーによると、2014年7月に着工した市民劇場駅は地下4階建てで、現時点で基本的な建設工事はほぼ終了しており、残る作業は設備の取り付けがメインだということです。地下1階の改札口フロアには、券売機や自動改札機などを設置、今年45周年を迎える南部開放記念日(4月30日)に間に合うよう工事を進めてきました。

 地下鉄が走る地下2階と地下4階については現在工事を急いでおり、年内の完成が予定されています。地下3階については工事がほぼ終了済で、あとは機械の設置を残すのみとなっています。

 なお、メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)は全長19.7kmで、うち高架区間が17.1km、地下区間が2.6kmとなっています。起点のロンビン駅から終点のベンタイン駅まで14駅(うち高架11駅、地下3駅)があり、2012年8月の着工から現時点で全体の72%が完成、2021年末の正式運行開始を計画しています。


杉山弘幸

HUTECH国際教育学院

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