ビングループ、ロシアとウクライナに人工呼吸器2400台を寄贈

ビングループ[VIC](Vingroup)はこのほど、ロシアとウクライナに対し、自社製の気管切開下陽圧換気(TPPV)向け人工呼吸器「VFS-410」および「VFS-510」を計2400台寄贈すると発表しました。

 同社はロシア向けに「VFS-410」を1000台、「VFS-510」を500台、ウクライナ向けに「VFS-410」を600台、「VFS-510」を300台それぞれ寄贈します。引渡しは、両国が前述の人工呼吸器2種の導入を許可した後、5月15日から8月30日にかけて行われます。

ビングループ、ロシアとウクライナに人工呼吸器2400台を寄贈 11

 同社は人工呼吸器2種を5月15日に初出荷する予定です。この2種は米国マサチューセッツ工科大学(MIT)や同国の大手医療機器メーカーであるメドトロニック社(Medtronic)と協力して製造したもので、現地調達率は70%に上ります。

 VICは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に最も積極的に参加したアジア企業の一つに数えられ、これまでの支援総額は6000億VND(約27億6000万円)に上ります。なお、この支援総額に人工呼吸器の製造費用は含まれていません。


杉山弘幸

HUTECH国際教育学院

 
14584101
×